うつ治療を進めよう【できるだけ早めに受診】

ウーマン

数種類のタイプがあります

ナース

家族の協力が不可欠です

何事に対してもやる気が起きず、気分の落ち込みを感じる事は誰もが経験します。しかしポイントとなるのはその長さです。数日もすれば解消する人は問題ありませんが、2週間以上続く人はうつ病になっている可能性があります。きっかけは人により違います。不眠やイライラ、不定愁訴を長期間放置していると心の病を患う可能性が高まります。心身に不調を感じたらできるだけ早く専門医による治療を受けた方が無難です。治療を受ければ数週間で回復の兆しを感じられる人もいますが、対応が遅れれば3年から5年以上治療を続けなけければならない場合もあります。この病気には様々なタイプがあり、治療方法も違います。まず典型的な症状が目立つのが、大うつ病性障害です。抑うつ状態が長期間続き、焦りや極端な思考を持つ様になります。そしてうつ状態と気分が異常に高揚した躁状態とをくり返すのが双極性障害です。急に明るい気持ちになり、周囲からも病気が治った様に見える事があります。双極性障害は激しい躁状態が生じる?型と比較的穏やかな躁状態をくり返す?型があります。それぞれのタイプを見極めて適切な治療をしないと完治させる事は不可能です。躁状態の時は体調が良いと勘違いしている場合もあるので注意が必要です。そしてこれ等の枠に収まらない非定型うつ病もあります。従来の症状が一定期間続くのは同じですが、散発的な上に興味のある事や好きな事には積極的な行動をします。この様な気分反応性は周囲から怠けていると誤解される場合もあります。この病気の3割以上があてはまると言われている症状です。家族がうつ病の診断を受けた場合には十分な休養が取れる様に配慮してあげる事が大切です。心の病は心の弱さが原因で発症するものではないので、プレッシャーをかける様な言葉や態度は避ける事が必要になります。できるだけ負担のかからない環境づくりを心がける事で回復へと繋がっていきます。そして患者の多くは生活習慣が乱れている人が多いです。交感神経が優位となり質の良い睡眠を得られていない状態です。回復を早める為にも日頃から規則正しい生活習慣をする様にします。そしてアルコールを嗜む人に多いのが寝酒です。寝つきが良くなるという理由から寝る間際にお酒を飲む人がいます。回数が多くなるとアルコール依存症となるリスクもあります。治療期間中は薬の効果への影響もあるので飲酒はできるだけ避ける事が必要です。使用される薬の種類は数多くあり、症状によって量を増やしたり変えたりしていきます。そしてうつ病は脳内神経伝達物質の減少が原因の1つと言われています。セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンが減少する事で様々な症状が引き起こされていると考えられています。中でもSSRIやSNRIといった新しいタイプの抗うつ剤はこれ等の減少を抑えてくれます。比較的副作用も少なく短期間で症状の改善が見込めるので広く利用されています。かつて主流だった3環系や4環系といった抗うつ剤は倦怠感やふらつき等の強い副作用があり、今ではあまり使われなくなっています。精神科での治療になりますが、短期間で回復させる為には信頼のおける医師との出会いが大切です。